この映画館は新宿新南口、高島屋ができたときに「東京アイマックスシアター」という3D映像を上映するアミューズメントシアターとしてスタートし、2002年ごろに東京テアトル系の映画館として主に単館上映系の作品や、リマスター版の名画をリバイバル公開する劇場でした。
座席数は300席程度と決して多くは無いのですが、タカシマヤタイムズスクエアの12~14Fぶち抜きで設けられたスクリーンのサイズは日劇PLEX1やミラノ座と同等の大きさでとても迫力のある映像が楽しめました。
座席も柔らかすぎずドリンクホルダーもある快適なものです。
劇場の構造が前後に距離を稼げないため、足の長い人にはちょっと窮屈だったかも知れませんが、前の席との段差がかなり大きく取ってあるので、背の高い人が前に座ってもよほどのことが無い限りスクリーンが見えないということは無く、とても観やすい映画館です。
ですがスクリーンとの距離が近く、高低差が大きい独特の座席配置なので観やすい席というと一番後ろの列の真ん中辺に限られてしまいます。
ですのでいつも開場と同時に最後列まで階段を一気に駆け上るのがお約束でした。
さてワタシ、2000年以降に観た映画については全てのタイトルと日付、劇場名を記録しています。
これによるとワタシがこの劇場で観た作品は以下の通りです。
◎2002年
◇アマデウス(ディレクターズカット版)
◇マーサの幸せレシピ
◎2003年
◇ローマの休日
◎2004年
◇アドルフの画集
◇パッション
◎2005年
◇運命を分けたザイル
◇リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
◎2007年
◇世界最速のインディアン
◇監督・ばんざい!
◎2008年
◇空の境界 第五章~矛盾螺旋
◇イントゥ・ザ・ワイルド
◎2009年
◇アラビアのロレンス完全版
◇マン・オン・ワイヤー
◇レスラー
◇セントアンナの奇跡
◇空の境界 第七章~殺人考察(後)
計16本
振り返ると「アマデウス」、「ローマの休日」、「アラビアのロレンス」の3本は
『すっと観たいと思っていた名作だけど、初見の感動は劇場スクリーンで!シリーズ』(長ぇよ)
のリストにある作品でした。
これらを都内最大級のスクリーンで観れたことはとても幸せなことだと思います。
またメル・ギブソン監督の問題作「パッション」や「マーサの幸せレシピ」のような佳作と出会えたことも思い出深く、ショーン・ペンの芝居が光る「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」に実在した粋な老人をアンソニー・ホプキンスがのびのびと演じた「世界最速のインディアン」もこの劇場で観ましたし、ミッキー・ロークの「レスラー」における華麗なるカムバックもこの劇場で目にすることができました。
古い映画についてパパンやママンが話をするときにはたいてい
「『○○』は『△△』って劇場で観たわよね~」
なんて言ってます。
シネコンは確かに観やすくきれいで便利ですが、どこのワー○ー・マイ○ルに行っても劇場内の造りは画一的で没個性です。
確かに大画面で観られれば映画そのものの楽しさは十分味わえますし、そもそも観てる間は暗いんだから劇場内の造りがどうでも関係ないじゃん?という意見は間違ってないと思います。
ですが映画が終わって劇場内が明るくなり、その余韻が残っているときに目にするもの。それはコンセッションだったり劇場の入り口だったり、公開している映画のタイトルポスターだったりするわけですが、そういったものに観た映画から感じたものの残滓を受け取ったりするのも劇場に来てこその感覚だと思います。
そしてその映画を観た場所というのは、これまで住んでいたところや通っていた学校、そこに至る道などの場所の記憶とユニゾンして、それもまたその人のみの記憶となり、思い出になると考えるのです。
今は気ままな一人暮らしをしているワタシですが、昔から実家でも特に門限等はありませんでした。
ですがそれなのにおかしなもので、逆に夜遅くに出かけたり帰って来たりもしていませんでした。
当時のワタシは罪悪感とか負い目とは言わないまでも、少なくとも実家で親の脛をかじっている身分で夜にごそごそするのはメーワクだと思っていて、近所のコンビニはおろかレンタル屋さんに借りていたCDだのを返却に行くのもパパン、ママンの寝ちゃう前に行ってこないと!とか思っていました。
さてそんなワタシもなんとか大学生になりました。
大学生活においては基本的にオートバイで通学していたワタシは何時でも帰れたわけなのですが、部活やアルバイト、卒業研究とかの理由でやむなく大学近くに住んでいる友達のトコに泊まったりしていました。
この外泊についても特にあれこれ言われたことは無く、むしろ深夜に帰ってくるくらいなら泊めてもらっちゃいなさいと言われる始末でした。
時は流れ大学も無事に卒業し、横浜にある会社の寮で生まれて始めての一人暮らしをすることになったワタシですが、それまで二十数年間で染み付いた習慣とは恐ろしいもので、この期に及んでも夜にふらふらっと出かけることがなかなかできないままでした。
そんなワタシが多分初めて夜に目的も無く出かけたのは、始めて自分のクルマを手に入れたときのことです。
当時、横浜でもかなり便のいいところに住んでいたワタシは、特にクルマを持つ必要性など無かったのですが入寮して一年くらい経ったある日、ついでに申し込んでおいた駐車場の順番がやってきて、ハテサテどうしたものかと考えました。
何せ近所の駐車場の相場は20,000~25,000¥/月だったのに対して、寮の駐車場は3,000¥/月です。これは誰がどう考えようとチャンスです。
ムザムザとこの権利をスルーするのはMOTTAINAIです。
でもその駐車場を空にしておくのもMOTTAINAIですし、寮にはオートバイを持ち込んでいましたが、雨風のよけられる場所に置き場を確保していましたから、駐車スペースにぽつんと一台のオートバイを置いておくのもちょっとアレかなぁと思いました。
それに空にしておくと次に順番待ちしている人に感じ悪いってことで、ママンに
「タイヤが4つついてて、合法的に走れれば何でもいいよ!」
というオーダーを出し、T社のポンコツセダンを¥50,000で入手しました。
当時はまだ新車を買うほどの財力はありませんでしたし、ローンを組んでまで欲しいと思うクルマも無かったので、それならまあ走ればいいんじゃね?ってことです。
見た目なんか気にしなぁーい☆
それに無ければ乗らないものでも、あればあったで実家に帰るときにはDoor to Doorで帰れるしってことで。
さてそのクルマがワタシのところに来て1ヶ月くらい経ったある日のこと。
それはちょうど今頃の時期、夏の終わりが少しずつ近づいているのを感じる涼しい夜のことでした。
昼間に降った大雨が上がり、夕日がまぶしいそんな週末のある日。
出先から部屋に戻ってくつろいでいたワタシは暇をもてあまして夜の横浜へ宛も無くクルマを走らせることにしました。
クルマの中から見る横浜の街並みはいつも観る風景とはまた一味違った味わいがあります。乗っているのは中古のセダンですけど何だか映画のワンシーンみたいです☆
それに昼間はあれだけの人で賑わっているのに夜になるとほとんど人気も無くなって、その光景は一種刺激的ですらあります。どこかで観た近未来SF映画のイメージと重なります。
そんな街中を走っている内になんだかテンションが↑↑してきたワタシはイキオイもそのままに、夜の海とやらを観にいってやろうじゃないか!と部屋に帰らずに江ノ島方面へと向かいました。
道中通った観光地である鎌倉も同様に人気が無く静謐というか神秘的な感じがします。
そして着いた海岸はただ暗いだけで何も見えず、ただ夏の残り香の混じった潮風と波の音があるだけでしたが、それでもワタシにはちょっとした冒険心が満たされた、そんな気持ちがしました。
先日の花火大会の帰り道、羽田から横浜まで帰る道すがらちょっと遠回りしてお気に入りの横浜ドライブコースをぐるっとまわってから部屋に帰りました。
そのときワタシがそんな気になったのも、昔感じたあのときの空気と同じものをあの花火大会の夜に感じたからなのかも知れません。
そしてその空気は夏の夜にいつもと同じ風景の中に現れる迷路に迷い込むような、不思議な空間に繋がる扉のカギだったのかも知れません。
羽田には毎年実家からパパン、ママン、マイシスター(※ワンコは留守番)と4人そろって向かうのですが、今年の連休はワタシ、実家に帰らず横浜ですごしたためオートバイで会場近くの親戚の家に一人向かいました。
この親戚の家、花火会場最寄りの京急六郷土手駅すぐそばなので、早めに行かないと交通規制で遠回りを強いられることになってしまいます!
そんなわけで第一京浜を全開全開また全開で行くと六郷橋でおまわりさんズがっ!
ぎょふぎょふっとフルブレーキングで減速し、何食わぬ顔でその脇を抜け(でも背中にはじっとりとイヤな汗)なんとか交通規制前に親戚の家に着きました A^_^;)
親戚宅にて駐車場にオートバイを回すとウチのクルマはまだ到着していない模様です。
どうやらママンたちは首都高速で渋滞にとっつかまったようです。
ママンたちの到着を待ちつつ、ワタシは花火見物の準備をお手伝い。
労働無くして特等席無しなのですっ!(>_<)
ビィルだのジュウスだのをわんさか入れたクーラーボックス(釣り用)をお買いものカートにくくりつけて、えっちらおっちら土手を越えるとなんだか例年に無く人が多い気がします f^_^;)
うーん、マイナーさが味わい深い花火大会だったんだけどなぁと思いましたが、そこは毎年恒例の地元ポジション。後ろにいくら人がいようと関係ありませんっ!(大イバリ<いばるな)
天気もこのように非常によろしいです。
少し風もあり、まさに絶好の花火日和 (o>□<)o
芝生にシートでゴハンというのも昨今なかなかする機会がありませんが、やはりわくわくしちゃいます!
あ、花火の前にはジャズの演奏とかチアリーディングとかやっているんですヨ?
今年も遠めでちらと見ただけで、ゴハンに集中していましたけど ( ̄▽ ̄;
空は広く、そして青く、日暮れに近づき川面の風も心地よく。
お日さま退場、会場みんなでカウントダウンです!
ぃいやっほぉぉぉぅぅぅっっっ!!!
━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
ブラボー!ハラショー!!トレビアァーンっ!!!
一気にテンション、上げ上げです!
大輪の花もあれば
光の尾を引くほうき星
それらが合わさり繰り広げられるはまさに芸術ですね!b( ゜ー^)⌒☆
今年もゲットです、ラブリーな仕掛け花火♪
2016年、開催地は東京になるのでしょうか?
五輪に合わせて五色の花火です(^3^)~♪
(※全部写ってないですケド。。。)
この花火大会はBGMに合わせて花火が上がったりします。
ヒデキのYMCAに合わせてアルファベットの花火が上がったり、UFOに合わせてUFO型の仕掛け花火が上がったりでとても手の込んだ演出がされてます☆
そしてかぶりつきで観るナイアガラですYO!
撮れててビックリ!ワタシ的には奇跡の一枚ですっ! Σ(゜□゜)
でも本当のすごさの10000分の1も伝わらない感じなのがもどかしいっ!
交響曲ジュピターに合わせてクライマックスです!!!
ワタシ、最近はビュッフェスタイルでいろいろなゴハンをちょっとずつ食べるよりも、一品の美味しい料理を味わう方が好きです。
横浜に住んでいるとこの時期は近所でたくさんの花火大会がやっていますし、昔はわりとこまめにでかけていましたが、ここ数年はこの8月15日の花火大会をじっくり味わう方だけでいいなって思います。
なぜ8月15日のこの花火大会に「平和記念都市宣言」ってついているのか、いとこのお子様たちはまだよくわかっていないみたいです。
でもそんな子たちもこの日はこの国に生きとし生ける人たちにとって忘れてはならない大切な日であることを思い出す、少しでいいからそんな風になってくれれば、楽しい思い出が同時に大切な思い出になるんじゃないかって、そう思うのです。
それとこの不景気の折、規模を縮小することなく今年も開催してくれたスタッフ・関係者の方々に心から感謝の言葉を。
素敵な夏の思い出をありがとうございます、来年も必ず来るね!
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日常、ときどきダイビング
な物語りです。
などといってみたワタシですが実は「ARIA」は未読だったりします f^_^;)
ですが扱うテーマが「ダイビング」であるならば、ダイバーなまんが読みのワタシが読まないわけには行かないのですっ!(o>□<)o
「心のわくわく上昇気流が 私の身体を宙へ放り上げた」
舞台はダイビングというとすぐに思い浮かべる沖縄や海外のリゾート地ではなく伊豆です。
物語りは地元っ娘の光と、都会からやってきたちょっと内気なわけありっぽい少女、双葉の出会いから始まります。
この1巻ではまだ本格的なダイビングの描写は無く、2人はドライスーツで桜の花びらのたゆたうダイビングプールにぷかぷか浮かぶだけに過ぎません。
でもここに至るまでの描写の丁寧さが、ダイバー目線でみても天野さんのダイビングに対する真剣さと愛情を感じさせるものになっているんです。
他にもダイビングにおける技術や理論についても、コミックという表現媒体の持つ力を十二分に生かした臨場感にあふれ、わかりやすいものになっています。
正直言って海外の教本を無理くり日本語訳したテキストよりも、これを使ったほうが良いんじゃね?って思いましたヨ!
ああ、カードを取るときの学科の勉強の前にこれ、読みたかったなぁと f^_^;)
ワタシ的に一番この作品の気に入ったところは、のっけからドライスーツを登場させているところです。
実はワタシ、実際にCカード(いわゆるダイビングのライセンスカード)をとったときにも、イマイチわかっていなかったのです。ドライスーツのこと。
でも伊豆でダイビングをするならばウェットスーツよりも断然使用頻度が多くて、重要な機材ですからネ!
この辺りなんかも伊豆ダイバーなまんが読みにはたまらないところなのです!(o>□<)o
さてこの作品に触れる人はnotダイバーの方も多いでしょうから、そんな方は双葉の目線で物語りを追っていくことになるでしょう。
そして彼女の歩む道を追って伊豆ダイビングの道に進んでいく人がもし1人でも2人でもいれば、それはとてもステキなことだと思うのです。
日本の漫画文化は人の生活におけるありとあらゆるものをテーマとし、それぞれに数多くの名作を産み出してきました。
でもまだダイビングをテーマとした作品で、ダイバーの見るものを正確に見せ、ダイビングのことを誠実に扱い、かつ面白いと思える作品はワタシには心当たりがありません。
ですがこの作品が完結するときには、ダイビングを扱った作品のランドマーク足りえるものになっているのではないかとこれからの展開がとても楽しみなワタシなのデスb( ゜ー^)⌒☆
えー、今年の梅雨明け、関東では宣言が出されたとたんに雨が続くうっとおしい日々でした。
ここ何年かの恒例行事、ダイビングシーズンインのメイン会場(会場?)である川奈行きの予約についても、その梅雨明け宣言を当て込んで日取りを設定したのですが、予約してからずっと天候不順な日々が続いて週末の天気はハテサテどうなることやらとハラドキでした。
ですがやはりお年寄りには席を譲っておくものですな!当日はばっちし好天に恵まれましたヨ!(席譲るの、関係ない)
そんなわけでコンディションに恵まれた今回のダイビング。
ここが川奈ビーチのエントリーポイントです。
手すりもあるしわりとイージーなエントリーなのですが、この日はちょっとうねりが入っていました。
これでもタンク本数は100本を越える身ですので、無様にひっくり返るわけには参りませんっ! うねりのリズムを見極めてエントリーですっ!(>_<)
・
・
・
って水、冷たっ!(;゜д゜)
いや、水面は23~24℃とまあひんやりくらいな感じなんですが、もやもやライン(“サーモクライン”といいます)を超えると、明らかに冷たいですっ!
この日、ワタシはダイビングに必須のダイビングコンピューターを忘れたのでその場での水温は確認できなかったのですが、後で聞いてみると18~19℃?!
これ、明らかにウェット(5㎜)で潜る水温じゃないですヨっ!
いくら753さんが暑がりだからといっても限度っちゅーもんがあります。。。
それはさておき、今年も川奈の海にはたくさんのめずらし生物がわんさかです。
まずは「ミツイラメリウミウシ(かみそう)」の色違いペアです☆
む、この気配はっ!(「てろり~ん」<ニュータイプ音、音?)
コウイカのペアーが砂地の模様に擬態しつつ逃げていきます!
ホントに模様が見る見る間に変わっちゃうんですヨ!
おや、またこちらの気配に気付いて何かが逃げてゆきます。
セミホウボウです。
羽をたたんでいるときはホントにセミみたいなんですが、泳ぐ姿はこの通り可愛らしいのです(≧▽≦)/
お次は当Blog一押しキャラと今年もご対面です。
カエルアンコ。。。ウ?!
でっかいらぶらぶのカップルです……( ̄▽ ̄iii
んじ~っと見つめ合ってます。
こんだけ近寄っても恋する2人(?)には関係ないみたいです。
でもワタシはやっぱこっちの方がいいなぁ。
くろチビんなカエルアンコウですっ!(゜∀゜)
さてさて今シーズンは何体のカエルくんに逢えるかしらん?!
とこんなところでビーチは終了です。
海から上がってしまえば気温は30℃を超えるのですが、それにしても水底の寒さはヤバいです。
「マッチ、マッチを買ってください」
とか言いかねません。
なにか対策はないかと、バックをがさごそ。。。
おや、フードがありました!(※アイテムを出すドラ○もん的な効果音で)
このフードというアイテム。実際にかぶるとさながらモジモジくんのようになるので、ダイビングを始めた当初は
「どんなに寒くても、こんなカッコ悪いの、かぶるものかっ!」
って息巻いていましたが、真冬の海に潜ろうなどというときにはこれがないと潜れないカラダになってしまいました f^_^;)
これを“学習”と呼ぶか“屈した”と呼ぶかは人によって異なりますが、それにしてもナイスワタシっ!よくこれをいれたままにしておいたっ!(o>□<)o
(※でもダイコンは忘れてますが)
休憩の後にフードを追加装備してボートダイブに向かいます。
港の向こうにはネコの額くらいの海水浴場が見えます。
海水浴場としての川奈は穴場といえば穴場でしょうからお客は多くも少なくもなく、ゆっくりできそうです。
ま、沖縄や海外のビーチならいざ知らず、このトシでわざわざここに海水浴に来ようとは思いませんけど。つか、確実に潜りの方を選びますね、ワタシゃ A^_^;)
さてここ川奈のボートポイントにおいて、このシーズンに潜ったときにトビエイを外したことはありません。
でもいつも目にするのは5~6枚、いいトコ10枚くらいの群れと呼ぶにはビミョウな枚数ばかりでした。
ですがこの日は違いました。
あの冷たい潮のおかげなのか、それを耐え切ったワタシへのご褒美なのか、初めてです。群れに遭遇です!群れですヨ、MUREっ!!!
━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
群れっ!
ムレっ!!
もいっちょMUREっ!!!
いや、感動です!
レギュくわえたまま絶叫です!
すげぇ迫力です!
ざっと50枚はいたでしょうか?潜ってすぐにエンカウントしたのですが、あまりに興奮していたせいかエアーががんがん減っていきます。
こんなに大興奮のダイビングってすっごい久しぶりでした☆
そして群れは悠然と過ぎ去っていったあと、ホクホク顔で根の生物を見て回ります。
こちらは「アカホシカクレエビ」です。
これまた珍しい、「ニシキウミウシ」の交配中です (*^_^*)
ビーチのカエルアンコウといい、海の中ではラブ真っ盛りの模様です。
ちなみにこのボートダイビングでは他にいろいろないきものを見たはずなんですが、トビエイズのインパクトが強すぎてあんまり覚えていません ( ̄▽ ̄;
伊豆でのダイビング経験はそこそこのワタシですが、あんなトビエイの大群は初めてでしたから。
つかあまりにもラッキーすぎて今シーズンの運を使い果たしたのではないかとむしろ心配になるほどです f^_^;)
気持ちよく潜れるシーズンはまだ続きます。
またこの広い空と気持ちいい海と楽しい生きものたちに逢うために潜りますYO!
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昨年の10月よりぷっつり更新が途絶えて早10ヶ月。
ようやく再開の目処が立ちましたゆえ、さしあたって仮店舗による営業ですが、日々まったりの読書で映画でダイビングでオートバイでペンギンですっとこのおっちょこちょいBlog、『success moon』更新再開いたします。
しばらくは週一くらいを目標に、ゆるりと行きたいと思っていますので、お気にかけて頂いていた方にはそれくらいを目安に暖簾をあげて頂ければ嬉しいです。
当面はばたばたして落ち着かない雰囲気になると思われますが、気軽にお声をかけて頂ければ幸いです。
それでは満月の夜にワタシの大好きな方々に幸せが降り注ぎますように。。。
2009/8/15:和-nagomi拝
再開前に頂いたコメントについて、お返しをしていなかった分についてお返事させて頂きました。
周回遅れ寸前の超☆亀レスですが、覚えていたならばお目汚しまでに。。。m(_ _)m
統計的なデータはよく知りませんが、「お盆の交通事故」、「夏の水の事故」、
そして「お正月のお持ちを喉に詰まらせる事故」と比べてどれくらい
問題だったのでしょう?
そもそも2歳に満たない子供に与えている時点で、その親の監督責任の方が
問題というか、PL法的にも商品にはすでに
「小さなおこさまやお年寄りにはうんぬん~」
の表記はされていたのではないかと。
でもですね?
毎年日本人ならお正月に必ずといっていいほど食し、数えきれないほどの主に
お年寄りをめでたい席にも拘らず葬り去ってきたジャパニーズ・トラディショナルフード
“OMOCHI”
にはそんな表示はされていなかったような。。。
またどこか海外では
「日本はMochiという食べもので毎年人が死ぬらしい」
なんて話をしていると聞いたことがあります。
『私も新年ついにMochiというものを食べてみたが、あれで喉が詰まるのは納得できた。私自身は心配しないけど確かにネバネバしててぞっとする』
とか
『危険な物質であることは毎年証明されてる。安全性にうるさい国でなんでこんな危ないものが流通できるのか不思議』
などとガイジンどもは思っているようです。
そういえばガイジンに“Sushi”や“Natto”を食べさせてそのリアクション
を楽しむのに、“Mochi”を食べさせているのは観たことが無いような。。。
多分感想とかを聞くときに
『くそーっ、なんだこれはーっ!飲み込めないじゃないかーっ!』
なんてジャック・バウアーっぽく言われたり、その場でリアルに喉に詰まらせちゃって
ちょっと洒落にならないヤバい画が撮れてしまったりしているのではないかと(超☆想像)
つかそもそも最近の日本人、あごが弱くなったと聞きます。
ワタシの子供の頃などは
「良く噛んで食べなさい」
とママンにしょっちゅう言われていましたし、牛乳まで“噛んで飲め”などいったいどうせいっちゅうねんという風に言われていたものです。
それに今では母数をこんにゃく畑と比較するには圧倒的に分が悪いですが、
大福餅や草餅、柏餅など、子供向けの甘いお餅だってたくさんありますし、
恐らくこれを喉に詰まらせて亡くなっているお子さんもいるはずなのです。
そう考えるとワタシの子供の頃、近所の神社で餅つき大会があって毎年
タダ餅が食べられるとあって足繁く通っていたのですが、あれは命がけの
行動だったのですね!(※確実に違います)
日本の食の安全が叫ばれて久しいこの昨今ですが、それこそ数百年単位で
日本には危険な食べものが伝統の名の下にその危険性を隠匿され、今年も
後二月もすればこれにて命を落とす人が必ず何人かは出るのです!
厚生労働省はこんにゃく畑を糾弾するのであればこちらについても具体策を
提示しない限り、また2ヵ月後のお正月の時期に亡くなる人を見殺しにする
ことになるのです!
とりあえずEFRをまかりなりにも学んだ身分としては、ハイムリック法
もしくはバックブローによる異物の排除を見直しして新年に備えたいと思います!
・
・
・
あ、ワタシ、もちろんお餅大好き☆ですからね?
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ここで一つの単語を挙げてみたいと思います。それは
『メメント・モリ(Memento mori)』
という言葉です。
ワタシ、この単語がプラスを示しているのかマイナスを示しているかがわかりませんでした。
でもこの映画を観てから少しだけひょっとしたらって思うようになりました。
というわけで公開後に主に口コミで、また海外から高い評価を受けている作品です。
丸の内ピカデリー1にて観てきましたヨ!
今回はいきなり結論から言っちゃいます。もうね、
『だだ泣き』 (┯_┯)
昨今のワタシには珍しく、この映画を観に行ったときは一人じゃなかったのですが、
それだけにちょっとやそっとじゃ泣くまいと覚悟完了していたにも関わらず、です!
最初ははらはらと涙が流れ出して、一旦流れ始めたらもう止めることができずに
後はしゃくりあげるのをタオルでおしとどめるのが精一杯でしたヨ!
まず脚本についてですが、随所にユーモアを含ませつつも主題である人の死を扱う
納棺師という知られざる職業を丁寧に描き出しています。
映画という媒体である以上、そこに描き出されているものは必ずしも正確なものではない
のでしょう。
現実には事故や犯罪、もしくは飛び降りや溺死などの大きな損傷を受けたものもあれば、
人知れず息を引き取り、そのまま放置されて見るも無残な状態で発見される遺体も
あることでしょう。映画である以上、そこに限界はあります。
ですが映画として見せられる遺体であっても、納棺師の手腕により清められる前後で
変わる様子は感動的ですらあります。
この繊細でかつ深いメッセージをもつ脚本を演じるキャストにも隙がありません。
主演の本木雅弘さんはすばらしい映画に当たることが多いとても恵まれた方だと思いますし、
その映画をすばらしいと言えるものにする力がある俳優さんです。
例えば木村拓也さんとか福山雅治さん辺りだと、在りし日の石原裕次郎や田村正和さん
のように、何を演じてもユージロー、マサカズと言われるみたいに何を演じても
キムタク、フクヤマって言われてしまうと思うのです。
それはスター性の現われであり、決して劣るとか言うことではないのですが、本木さんは
恐らくこの映画で共演された山崎努さんや先日亡くなられた緒形拳さんのような役者さんに
なると感じます。
その山崎さんもでしゃばりすぎず、でも映画のバランスを美しいものにするステキなお芝居を
していました。
必要なとき以外は姿を消すかのようなその存在感の出し入れは円熟の俳優さんの持つ力の
一つです。
妻として本木さんを支える広末涼子さんもやはり上手いなぁと感じます。
早稲田に入学してみたりいつの間にか退学していたり結婚して子供を産んだと思ったら
離婚していたりとか、周囲のことばかり騒がれていた時期もありましたが、やはり彼女の持つ
清潔なイメージとかそれを嫌味なく持ち味としている芝居とか確かなものを見せてくれます。
それとこの人は何でこんなにいいのでしょうか。
今回もヤラれましたよ笹野高史さんにはっ!
ここで書くのは憚られるので書きませんけどあのシーンが一番泣きましたね。
また今回の笹野さんの芝居は恋のお芝居だそうです。だからこそのあの一言だったんですね。
(※あ、思い出したらまた涙が。。。)
それととても大事なことを一つ。
ワタシがこの映画を観に行った翌日の朝、ひとつの訃報がニュースで流れました。
峰岸徹さんのことです。
この映画においてはまさに要石のごとくわずかな出番でしたが、一言も台詞の無いその役は
とても難しいことだったと思います。
それを鮮やかに演じきったのはもしかしたらご自身の体のことがあったからなのかもと
いうのは見方がちと穿ちすぎでしょうか?
演出についても緩急が絶妙です。
特に緩い流れの時の演出がすごいんです。
助長にならず、しっかりと観客をひきつけるその間合いは素晴らしいです。
ここがあるからこそ、中盤で本木さんが納棺師としてキャリアを重ねていく急の部分が
軽くならないのです。
また美しい東北のロケーションも効果的に使われていて、静謐な納棺の儀式とともに
日本に昔からある美を感じました。
なんだか海外での評価が高いというのもうなずける話です。
それに加えて音楽は久石譲さんです。
チェロの旋律をメインに据えた今回の映画音楽は単体では決して印象に残るものではない
と思うのですが、あの画にはこの音楽も含まれているからこそ美しさを感じるのだと
言い切っても大げさではないと思います。
タイトルテーマの曲としてインパクトを持つものも確かに良い映画音楽だと思いますが、
決してそれ単独ではでしゃばらないものもまた素晴らしい映画音楽ではないかと思うのです。
いつか誰にも公平に訪れるそのとき。
必ず来るのになかなか真正面から見ようとしないこと。
それはいつしか『穢れ』というものに塗りつぶされてしまったのではないかと思います。
でもワタシはワタシの大好きな人が棺に納まったとき、見つめて触れて涙を流せる人で
ありたいと思うのです。
確かネイティブアメリカンの古いことわざか何かだったと思うのですが
「あなたはたくさんの笑顔に囲まれて泣きながらこの世に生まれてきた。
だから逝くときはたくさんの泣き顔に囲まれて笑顔で逝きなさい」
そのための『メメント・モリ』であるならば、ワタシにとってこの言葉は『プラス』です。
ちょっと今回の感想文はべた褒めすぎかな?と思わなくも無いですが、あえて細かい
気になった点をあげつらうことはせずに良い気分のまま綴っておこうと思うのです。
一時に比べて最近は邦画の方が洋画よりも興行成績が良いとのことです。
そういえば「日本映画なんて」とか言う声を最近聞かなくなった気がします。
まあこゆいビックバジェットハリウッドの映画に胸焼けがしてきたということかも
知れませんが、それを差し引いても確かに良い映画が多いと思うのです。
黒澤、小津が活躍せし頃の在りし日の日本映画界とは比較にならないかも知れません。
でもそれを比較することに果たしてどれだけの意味があるのか。
この映画が海外で高い評価を受けたこと。
この事実こそが日本映画の今の力を客観的に公平に示しているのではないかと思うのです。
劇場はシャンテ・シネ1です。
なんだかこの手の映画はいつもここで観ているような気が。。。
本作はワンシチュエーションものの傑作である
のリメイク版です。
ちなみにワタシ、オリジナル版は未見です。
さて今回のリメイク、行なったのがハリウッドではなくロシアだということが
とても興味深いです。
共産体制における刑事裁判ってどんなものなのかちょっと想像がつかないのですが、
それだけにアメリカや日本のそれとは大きく異なるんじゃないかなぁと考えておりました。
このことがロシアの体制がアメリカに近いものになったのか、それとも元々同じような
もので、ただワタシが知らなかっただけなのかはわかりません。
それについてはさておき、本作では犯人の置かれた立場についてはオリジナルのそれ
にあった「黒人差別」から「民族差別」に置き換えられている以外はほぼ準じている模様です。
ところでワタシ、ロシア人の俳優さんって全く知りません。
ですのでこの映画を観るのにその辺が不安でした。キャラの見分けがつくかしらん?と。
それにオリジナル版同様に彼ら陪審員には個別に名前は無く、クレジットにも「No.○」
とされています。
でもそれは杞憂に過ぎず、12人の陪審員はそれぞれアクの強い人物像を見せて
くれました。
事件はまず隙の無い検察側の主張が提示されます。
11人の陪審員は特にそれらに疑いを持たず、早く終えてそれぞれの事情に戻りたいと
考えていますが、その中で1人だけ無罪を唱える人物が現われます。
そこからお互いに意見を交わすことにより検察側の主張の矛盾点が次々と表れていき、
一人、また一人と無罪へ意見を変える12人の男たち。
この事件を丁寧に巻き戻して再度観ることによって浮かび上がってくる本当の姿。
これは仕組まれたこと、冤罪だったのです。
日本の司法制度は来年の春から陪審員制度を一部導入します。
もし、ここに、ワタシが立つことがあったとき、これだけ自分の頭で考えて誠実に
判断を下せるのでしょうか?
12人の男たちにとって犯人とされているチェチェンの少年は全く関係の無い存在です。
ワタシが自分にとって全く関係ない人に対してこれだけ誠実にものごとを見て、
有罪、無罪を言えるのでしょうか。
もしその事件が冤罪であった場合、有罪とすれば被害者は一応復讐感情を満たされます。
でも本当の加害者はのうのうと生きていることでしょう。そして無実の人が命を落とすのです。
無罪とすれば被害者はまだこれから新たな犯人が見つかり、司法の裁きを受けるまで苦しみ
が続きます。勝ちの無い戦いです。
本当にワタシに陪審員が務まるのか。そこでワタシは正義とか悪ではなく真実を見極める
ことができるのか。
この映画を観る前はもっとイージーに考えていた自分が恥ずかしく思います。
これも検察のすることだから間違いないという日本人のウカツな心にあるのでしょう。
さて映画は最後、全員が無罪に一致し、幕を下ろすのですが、ここですんなりと幕を
下ろすわけではなくひとひねりされます。
後でパンフを見てみるとこの半捻りはオリジナルには無い部分のようで、それだけに
余計だったんじゃなかったかなぁという違和感を感じました。
ですがこれは物語りの舞台を現在のロシアに移したからこそ書かなければならないとても
重要な部分です。
それにしても本当の意味で面白い脚本は国さえ超えて面白い映画の元となりうるんだなぁ
と感じた作品です。
そして陪審員制度がどういうものか、一番手っ取り早くわかるのがこの作品なのでは
無いでしょうか。
それは決して軽い気持ちではできるものではありませんし、そこでめんどくさいみたいな
考えの浅さを逆切れするようなことは許されない、ひりひりとした神経戦の場所であり、
人間が個々の人間性をさらけ出さざるを得ない、痛みの伴うそんな場所なのかも知れません。
もちろん買うお金がないというわけではありませんし、お金を払ってまで読みたくない
ということではありません。
“手元に置いておくことが怖い本”
というのが正確ではないですが一番近いと思います。
まずこの著者の“森達也”氏について少々。
ワタシ、この方の名前は知っていました。
この方はオウム真理教を追ったドキュメンタリー作品
とその続編
を製作した方です。
この作品ですが実はちゃんと観ていません。
レンタルにあったので借りたのですが、(少なくとも)借りたそのときのワタシに
とってはあまりにもつまらなかったのです。
確か「A」については途中で観るのを止めてしまいましたし、「A2」は観もしないで
返却してしまったと思います。
後日よく行く映画の感想ページにてこの作品の感想を書かれている方がいて、そこで
内容をなんとなく知ったのですが、「A」はオウムと警察の現場レベルでの関わっている
姿などを記録していて、「A2」においてはオウムとその地域住民の関わっている姿などを
記録しているようです。
どおりで当時のワタシにはつまらなく感じたわけです。
だってワタシはオウムの起こしたサブタイトルがつくような大きな事件に興味が
あったわけで、オウム真理教がどんな団体かなどはどうでも良かったわけですから。
当時の森氏はこの作品を制作したことによって報道の現場から遠ざけられていたようです。
そして彼をそのような状況に追いやった人たちはこの作品を観たことの無い人たちばかり
であったと思われます。
ということはワタシも森氏を追いやる側の人間であったと言えます。
そんな風に『森達也』の名前を知っていたワタシがいつものように書店巡りをしていた
ときに見かけた印象深い表紙と漢字二文字をもつ本がこの作品です。
「いや、そうでもないだろ。今の検察なら何でもやる」
この本は2006年12月30日に執行され、その様子がネットのみならずテレビでも
見ることのできたサダム=フセインの絞首刑から始めの一歩を踏み出します。
これは森氏の旅の記録です。
まず彼が向かったところは死刑廃止を推進する市民団体の来年会の会場です。
そこで振舞われたのはいわゆる密造酒と呼ばれてしまうもの。
それを酌み交わしている席での会話における一言です。
犯罪がおき、容疑者が確保されて裁判になるとそこでは検察と弁護人の二項対立
の構図となります。
容疑者を弁護するのが弁護士。事件を立件するのは検察。
では被害者を救うのは誰?
検察は被害者を助する組織ではなく事件そのものを立証するのみです。
検察は人を救うために動く組織ではないのです。
もちろんその行為がひいては人を救うことに繋がっている指摘については全くそのとおりだと
思います。それは正しい論旨です。正論です。
次に森氏の向かったところは死刑が行なわれる場所。
そこでどのようなことが行なわれているのか。ワタシは想像以上に知らないことを
思い知らされました。
なにせ教えてくれないんです、聞いても。
そして答えが無いんです、何故そうなっているのかの。
国家という組織が合法的に人をころす装置。
それはどんな文献や資料を紐解いても見つからない。
絞首台に繋がる階段が十三階段であるという証拠の画像があるのでしょうか。
処刑に立ち会う人たちは何も語りません。もちろんそこに足を運んだ死刑囚も。
有名な話ですが海外では処刑の場に被害者やその他の人たちが立ち会う
こともできます。
ところによってはHPなどで実際に処刑に使用される道具などについても写真を
公表し、どのように行なわれるかの具体的な解説もされているようです。
でも日本のそれは知ることができません。
たとえワタシ自身が犯罪被害者になったとしても、です。
ワタシたちは“日本において死刑とは絞首刑で行なわれている”以上のことを
知らないし、知ることができないのです。
その部屋の壁の色、階段が何段あるのか、ロープはどれくらいの太さなのか、
明かりは蛍光灯なのか電球なのか。
そんなのはどうでもいいと言い切れる人はたくさんいるでしょう。
だってワタシは死刑になるようなことはしないから。
それを否定する気はありません、もちろんそんな人がわんさかいたら困ります。
でももし犯罪被害者になったら?
それでもそんなことはどうでもいいと言い切る自信はワタシにはありません。
日本では処刑に立ち会えない。
だったらワタシの日常を永遠に壊した憎き犯人がどのような最後を遂げたのか、
そのほんのわずかなかけらでさえも得たい、知りたいと思うことでしょう。
死刑廃止論者の一人に“亀井静香”議員がいます。
彼は森氏とのインタビューの中で報復論についてこのように言います。
「……そんな報復感情の延長にあるのが戦争です」
これも死刑存置派の人から言わせれば理想論であり、きれいごとにしか聞こえないでしょう。
そもそも法は被害者から報復する権利を取り上げ、それに対して国が処罰するという
前提を置いているわけですから、国が報復してくれないとなれば。。。
それと亀井議員についてはもうひとつ重要な事があります。
ご存知の方も多いかと思いますが亀井議員は警察官僚出身の政治家です。
(※ちなみにワタシは知りませんでした)
その警察機構というものをよく知っている人が言うのです。
「……警察官僚出身だからこそ、冤罪がいかに多いかを私は知っています」
冤罪について今回はワタシの思うところは書きません。
ここでは報復について考えたことのみを述べたいと思います。
この報復について恐らくは誰もが知っている有名な一節があります。
『目には目を』
ハンムラビ法典からの一節で、“タリオの法則”と言われるものだそうです。
応報論について表したものでは最も有名なものでしょう。
ですがこの手のことばは簡潔であり、明瞭であるからこそ、むしろその真意が損なわれて
行くのだと思います。
ハンムラビ法典が上梓されるまでの経緯をつぶさに見ていくとこれは“応報”という
ひとことで済ませられるものではなく、むしろ倍返し、三倍返しのような
過剰な復讐の拡大と連鎖を戒めるためのものだったのです。
親を殺されたから相手の一族すべてを殺す。
家族を殺されたから相手の国を滅ぼす。
これはすでに“目には目を”ではありません。
9.11のテロで亡くなった人たちは3000人を超えると言われます。
ではその後のアフガン侵攻で命を落とした人の数は?
アメリカのしていることは“目には目を”ですらないんです。
「日本では捕まったら有罪確定やもん。裁判の前に社会から抹殺されますよ。これが日本の現状ですわ。特にマスコミがダメ。国民もメディアも、検察がやることは常に正しいというような認識を持っている」
近代司法の精神は推定無罪だったと思います。
疑わしきは罰せず。あるいは、疑わしきは被告人の利益に。
でもこの国は一度でも「クロかも?」と疑われたら別の容疑者が上がらない限り
ずっとそれがつきまといます。
それは警察、検察が間違うこと以上に、マスコミがその人をころしてしまうのです。
先日自殺したロス疑惑の三浦氏。
彼はなんであれほどまでにメディアに追い立てられなければならなかったのでしょうか?
そこに近代司法の精神はかけらも見て取れません。
もちろん日本の検挙率の高さは確かなものです。
でも100で無い以上、あるその取りこぼし。
その中にいる人が名誉を回復することはありませんし、前科を持ったものに対して
やり直す機会がこれほどまでに無い国が近代司法の精神に基づいた法治国家だとは
ワタシには思えません。
容疑者本人はもちろん、その家族にまで及ぶ責めと罪(とが)。
以前も何かで書いたかも知れませんが、そこには日本独特の『穢れ』という
ものが大きく作用しているように感じます。
「同じ空気を吸いたくないんだ」
森氏の死刑を巡る旅も終わりに近づいてきます。
その終わりにいるのは被害者であり遺族です。最も救われなければならない人たちです。
ワタシと同じく犯罪被害者になったことのない人は、もしその立場に立ったら、という
ことを想像したときに大抵は「死刑存置」という意見になると思います。
そこにいたるまでには色々な議論がなされることでしょう。
法解釈や社会論、たくさんの道筋があり、たどり着くところが「死刑存置」だとします。
でも議論不要で被害者という立場に立たされてしまった場合、そこにあるのは
むき出しの感情ではないでしょうか。
「同じ空気を吸いたくない」
子供のときにとても嫌いな誰かに対してワタシも使ったかもしれない言葉です。
でも愛する人を奪われたとき、以前の慎ましやかで平凡な生活に戻れなくなったとき。
そんなときにこの言葉を発したとすればその重さは。
“Don't be”
人に言ってはならない言葉だそうです。
でも「同じ空気を吸いたくない」を英訳するとなればこれが最も適したものではないでしょうか。
犯罪被害者に対する救済が叫ばれて、ようやくこの国でも彼らを本当の意味で救うには
どうしたらいいのかを考えるようになってきました。
それを考えるためにとても大切なことがあると思います。
それは死刑を望まない遺族の話です。
実の弟を殺害されたこの方は最初は犯人を激しく憎悪して極刑を願います。
ですが獄中から何度も謝罪の手紙をもらい、その反省の念に触れるとともにその犯人の
身内が逮捕後に自殺したことを知り、彼を処刑しても誰も救われないと考えるように
なったそうです。このことを彼は以下のように語ったとのこと。
「検察やマスコミは崖下に突き落とされた弟や自分達家族が死に、傷ついているのを見て崖の上から
『痛いだろう、かわいそうに』
と言いながら犯人とその家族を崖から突き落とそうとしています。
最初は犯人にも自分と同じ目にあわせてやろうと考えていたのですが、ふとあるときに自分の
気持ちはそんなことをもとめているのではなく、自分達が元居た崖の上に戻りたいと
願っているだけだと気付くのです。
ですが崖の上にいる人たちは誰一人として『ひきあげてやるぞ』とは言わずに、
『こいつらも同じ目にあわせてやったんだからいいだろう』
といって、崖の上で平和に暮らしているのです」
それと近年では最も注目された死刑にまつわる事件とその被害者、光市母子殺害事件の
本村氏とも森氏は言葉を交わしています。
ワタシはこの事件の差し戻し審の頃、文芸誌に寄稿された本村氏の文章を少しだけ
目にしました。
そこには凄惨な光景があります。あまりのことにワタシはその文章を全部読むことが
できませんでした。
ワタシには犯人がいくら悔悛して反省を述べてきたとしても自分の気持ちを変えられてしまう
ことはないと考えています。
そもそも人が人を変えようというのはおこがましく、そして不可能であるというのが
持論だからです。
人は変わることができます。でも人を変えるということはできないと考えるのです。
でももし自分が崖の下に落とされたときのことを想像するとそれは同じに思うのです。
自分が望むものは犯人を自分のいるところに引きずり落とすことなんかどうでもよくて、
まずは崖の上に戻りたい。そして戻れることができれば初めてそこで犯人に対して
何かを思うことができるんじゃないかと思うのです。
ワタシはこの本を読む前も読んだあとも死刑は存置すべきと考えます。
でも“存置”か“廃止”かの境界線との距離は本を読む前よりも読んだあとの方が確実に
近いものになったと感じています。
森氏はまだこの問題は考え続けるものと前提した上で、この本を閉じるために死刑廃止
という意見を最後に述べておりました。
この問題は二値論です。“有り”か“無し”か。
今の日本の答えは“有り”です。
ですが明日の日本の答えは“無し”かも知れません。
大切なのはまず考えること。
“有り”も“無し”も正解で不正解です。
それは犯罪者にとっても被害者にとってもです。
そしてワタシにとっても、だと思うのです。
]]>
ノリック栄光の軌跡―グランプリライダー阿部典史メモリアル写真集 (SAN-EI MOOK)
ワタシ、彼がNSR500を駆って全日本を走っていた頃の彼のサインを持っています。
直接もらったわけではないのですが、母の職場の関係から一枚まわってきたものです。
どうもワタシがオートバイのレースが好きだということを誰かが聞いていて、それなら
と一枚もらっておいてくれたとのことです。
そのとき彼は全日本500クラスのチャンピオンを取っていましたし、ワタシは彼が
デビュー戦でスタートを失敗しつつも2位に入賞した快挙や、次の菅生の初優勝など
鮮烈なエピソードを耳にしておりました。
当時はわりと民放のドキュメンタリーでもライダーは取り上げられる機会があり、
そのときの彼を追った番組なども放送されたりしていました。
この写真集で目にする彼の姿はどれもどこかで見たようなものがあります。
そのことを思うに、ワタシがどれだけ彼をずっと見続けてきていたのか。
ワタシはロバーツもスペンサーも知りません。
平さんが日本のロードレースにどんな影響を及ぼしたのかもよくわかりません。
ワタシにとってのライダーはドゥーハンであり、シュワンツであり、レイニーであります。
そして原田さんであり、大ちゃんであり、ノリックであるのです。
彼のお世辞にもスマートとはいえないライディングフォームはアグレッシブな
シュワンツという天才のそれと重なります。
彼がGPで残した戦績というものは世界的に見ればずば抜けたものではないのかも知れません。
そして彼がGPという世界に確かにいたこと。
パドックというコミュニティで生活していたこと。
テストの合間のドゥーハン、ロバーツとの3ショットや、オフシーズンのバレンティーノとの
インタビューの合間の2ショット。
大ちゃんのときにも思ったこと。
いるべきところにいるべき人がいない。
彼らと親しかった人しか知らない普通の若者としてのコトバ。
メディアに発せられるよそ向きのものではない人間、阿部典史としてのコトバ。
あなたがいないことでこれまでと驚くほど何も変わらないワタシの生活。
そしてあなたがいたら見えたかもしれない、もう永遠に失われてしまった未来。
今年は筑波だけだったけど来年はもっと行くね。
そして日本GPではあなたがいた頃のような日本人が世界と互角に戦えていて、
どの日本人選手を応援するか迷ってしまうようなあの幸せな時間に少しでも
近くなっていればいいな。
ノリック、大好きだよ。これまでも。この先も。
2008.10.9:和-nagomi 拝
]]>
『SECOND BEST、TOMORROW!』
巨大地震による日本壊滅ものだと以前ご紹介した「M8」がありますが、
あの作品が東京直下型地震によるものであるのに対して、こちらはなんと
九州の宮崎・鹿児島にある火山の噴火による災厄を描いています。
まず最初にワタシ、火山なめてました。
つかワタシがテレビや資料映像で見る限りの火山噴火なんてごく小さいものに
過ぎないみたいです。
一夜にしてポンペイの街を灰塵に帰したヴェスヴィオ火山の噴火などは
お話としては知っていますが、あれを科学的な目で検証すると地球全域の
環境すら激変させるすさまじい天変地異だったことがわかります。
この物語りは予知された加久藤火山の最初の爆発から、周辺の都市が火砕流や
噴煙等で時々刻々と壊滅に追いやられていく様を描いていきます。
特に鹿児島市が火砕流によって壊滅する部分の描写は凄まじい臨場感と恐ろしさを
感じさせます。
そしてここ何百年と比較されるものさえなかったこの超巨大噴火は予想をはるかに
上回る規模とスピードで世界すら書き換えていくのです。
天高く吹き上げられた火山灰はやがて太陽の日差しを遮っていき、食糧生産に
大きな打撃を与えるものとなります。
それにより経済のバランスも大きく崩れ、大きく価値を下げた日本という国が
発端となり、世界を大きく揺るがすようになります。
このようにこの作品はミニマムな視点ではそこにせまる火山からの逃避行を描き、
マキシマムな視点でこの噴火が世界に与える影響を気象、環境の面から経済活動
までをシミュレートしていきます。
このカメラの切り替わりの様子はなかなかよろしく、ミニマムステージで活躍する
火山学者とマキシマムステージを牽引する総理の繋がりが物語りの幕引きを
鮮やかな形で行ないます。
ちょっとだけ穿った見方をすると理想論過ぎるというか、多分作者の最も言いたいことを
言ったんでしょうけど、そのまま過ぎてほんのり白々しいなんてことも思ってしまい
ましたが、よく考えるとこの作品はデビュー作らしいんですよね。
そう考えるとむしろ火山描写の部分とのアンバランスな感じも頷けます。
さて一応の区切りはあれども、物語中に起きたたくさんの問題はすべてが解決する
こと無いままにエンドマークを迎えます。
ですがラストは決して読後感の悪いものではなく、これからもこの物語りの中の人々は
様々な困難から逃げることなく向かって行くのだという前向きな気持ちが感じられます。
このように盛りだくさんの内容をこのページ数で収め、かつエンタテインメントとして
成立させるためにいくつか都合の良い設定もありますが、逆に言えばホントにこのような
天変地異がおきたときに、これくらいの準備がされていないと、日本は物理的にも
経済的にも壊滅して、法治国家としての存在意義までもが無くなってしまうのでは
ないかと思わせます。
特に阪神淡路大震災のときの連立政権が少なくともその災害の序盤において
あまりにも無能に過ぎたことを思うとますます笑えません。
これはあくまでクライシスノベルであり、エンタテインメントです。
ワタシはこの方面について詳しくありませんが、この物語りを成立させる大きなうそも
なにかあるのかも知れません。
ですが、ここで描写される情景にはリアリティがありますし、それだけに作品内で
示される世界からはフィクションだからと笑って済まそうとしても、どこか
ヒヤリとした感覚がつきまとって離れないと思うのです。
というわけでクライシスノベルとしては大当たりでした!
これならハードカバーで買ってしまっていても良かったかも。。。f^_^;)
]]>
まず見直してみたところ驚いたのですが、「絶対可憐チルドレン」の予約タイトルが
前番組の「ハヤテのごとく!」のままでした ( ̄▽ ̄;
まあ確かに局も放送日時も全く同じなので特に問題なく録画できていましたけど。。。
それはさておき、今期の番組で気になったタイトルはこれら3つです。
1.流星の絆 10/17~(金)PM10:00 TBS
原作が「ガリレオ」の“東野圭吾”さんです。
本の方を読んだわけではないので、正直これだけだと少し弱いのですが脚本を
“宮藤官九郎”さんがやると聞いては黙っておれません! (≧▽≦)/
それにキャスト陣もジャニーズ俳優の中でもその芝居力は折り紙つきの
“二宮和也”さん、“錦戸亮”さんですから後は演出の方向性がよほどひどくない限り
期待値は大きいままでもいいのかなと思うのです。
つか原作本、読んでみたいんだけどハードカバーだし、ドラマ化が決まってから買うと
なんだかみーちゃんはーちゃんみたいでイヤなんですよねぇ。。。<アマノジャク
2.チーム・バチスタの栄光 10/14~(火)PM10:00 CX
こちらも原作もので、デビュー当時から追っかけている“海堂尊”さんの代表作です。
今年の正月明けくらいに映画化もされていて、ワタシはそちらも観ています。
キャストについては一新されてドラマシリーズは行なわれる模様です。
ワタシ、この作品(つかシリーズ)のメインキャスト2人、「田口・白鳥コンビ」については
①原作を読んでいるとき
田口→大沢たかお
白鳥→阿部サダヲ
でした。田口センセはぬぼーって背が高くてお顔は整っているんだけどどこか穏やかな
感じ(ぶっちゃけるとまぬけな感じ)があるイメージで。
白鳥についてはこの年頃の奇人変人を演じさせたらこの人しかいないっ!って
思ってました。2人が並んで立ったときのイメージもコントラストがついていて
ばっちしだと思うし。
②映画版キャスト
田口→竹内結子
白鳥→阿部寛
まず田口センセを女性にしてしまったのは映画という媒体からなのでしょうねぇ。
この原作にはヒロインがいませんから。
でも田口らしさはきちんと出ていたように思います。
白鳥は同じ阿部でもこの阿部もあったか!と感心しました。
白鳥って黙っているときに威圧感があってはいけないキャラだと思うんです。
その点、阿部寛さんが演じられた白鳥、ちょっとオーバー気味の芝居も含めて
正解の一つだなぁと感心しました。
また映画版のキャストは基本的にみんな当たりだと思っています。
キーバーソンであるバチスタチームのリーダー、桐生医師を吉川晃司さんが演じたのと、
麻酔医氷室にココリコ田中さんをキャスティングしたのはマジでズバリだったと
思いました。
③ドラマ版キャスト
田口→伊藤淳史
白鳥→仲村トオル
なるほど、人が良くてイマイチ押しが弱いというか流されやすいキャラクターという
ことでここをあててきましたか!
チビノリダーもとうとうカンバン背負うところをやるんですね f^_^;)
あ、ワタシ彼は嫌いじゃないですよ?
ただ前述のとおり、白鳥の通常モードでは威圧感があってはならないと思うので、
仲村トオルさんの白鳥は少し心配です。
前述のとおり、白鳥は厚生労働省の役人なので、実質はものすごい圧迫感のある地位に
いる人であるから、それだけにぱっと見はそのように見えない人で無いと魅力が
損なわれてしまうんじゃないかと心配なのです。
でも無理が見えるコメディ芝居は逆効果だと思うしなぁ。
むしろ鳴海医師役の宮川大輔さんとチェンジした方がイメージなんですが、そうなると
田口センセとのコントラストが。。。
さてお話の方ですが、ドラマ版は原作、映画版とは犯人を変えているとのことです。
確かにあの原作を一度2時間尺の映画で観てしまった以上、あのまま1クールのドラマ
としてただ伸ばすだけでは盛り上がりも緊張もかけてしまいます。
ということはかなり大胆な脚色が成されるということでしょうから、これはこれで
面白くなりそうです!
元々医療系のドラマは好きなので、楽しみにしているシリーズなのです(^▽^)/
3.風のガーデン 10/9~(木)PM10:00 CX
実家にいたら確実に観ている“倉本聡”さん脚本、ロケーションは富良野の
フジテレビ的鉄板もの。
なにせワタシのパパンが倉本脚本、大好きなので子供の頃から「北の国から」は
もとより「脚本:倉本聡」ってあればなんでも観ていましたから。
あ、でもその割りに“北の~”以外は特に記憶に無いなぁ ( ̄▽ ̄;
なので初回だけ観てそれっきりになりそうな可能性が一番高かったりとか。
確かに脚本も演出も俳優陣も鉄板なのですが、だからといって必ず面白いかといえば
それはまた別の話であるわけで。。。(※吉岡秀隆風)
ちなみにここ最近、ON TIME(※録画含む)で最初から最後まで観たドラマというと、
「華麗なる一族」が最後だったような気が f^_^;)
その前はというと「白い巨塔」だったなぁ(※どちらも山崎豊子)
ところで今、ワタシの部屋に友人から借りた「ガリレオ」のDVD(全5巻)が
積みあがっております。
また土曜日に放送された「ガリレオφ」も録画してありますヨ☆
「容疑者Ⅹの献身」を観に行く前に予習しなきゃ!
・
・
・
そうそう、また別の友人がとんでもないものを借してくれました。
ええ、そうです。7巻全部です。
ですので先日の深夜に放送された総集編と2ndシーズンのON Airも予約しましたヨ!
はてさて、三月ほど後にワタシは何を思っていることやら。。。
]]>そんな感じで出先での時間つぶしにゲームをしないワタシなのですが、
先日、読書するには短いけどただぼーっとするには長すぎるくらいの距離
を電車で移動してたときにふと窓を見るとそこに
「モバゲー」
のアドレスが貼られておりました。
話は少し逸れますが、ワタシの好きなゲームのジャンルはロールプレイと格ゲー、
それにパズル系です。
特にパズル系では大学の研究室にいたときにやたらとマインスイーパーが流行っていて
研究に行き詰ったときとかの気分転換によく遊んでいたものです。
さて昨今、携帯電話にも様々なゲームがプリインストールされております。
前に使っていた携帯にインストールされていたゲームはパズル系のものだったのですが、
今の携帯のゲームはその類では無いようで、機種変更してからは全然遊ぶことは
無かったのです。
そもそもワタシ、携帯ではメールを使うか出先で電車の時刻や映画館の時間をちょこっと
検索するくらいで有料サイトは全く使いません。
また外ではマナーモードなので着メロは基本ので十分だし、込み入った操作を
携帯でするくらいならPCを使うのでそんなのは無駄に過ぎないのです。
ですからゲームの類も全然興味なかったのですが、最近では無料ダウンロードも
増えてきたようですし、シンプルなパズル系なら無料で何かあるだろうと軽い気持ちで
アクセスし、ひとつふたつダウンロードしたのです。
前述のマインスイーパーや古くはテトリスなど、パズルゲームはシンプルであるがゆえに
奥深いものです。
難易度や習熟度にもよりますが、1ゲームが4~5分くらいというのも手軽に始められる
要素だと思います。
ですがたかが4~5分とはいえ、それを2回3回4回5回と繰り返せばあっという間に
小一時間が過ぎてしまいます。
もうおわかりですね?そうです、ハマっちゃったんです (;´д⊂)
電車の中や映画などの待ち時間のみならず、部屋でもふと気付くと携帯電話のボタンを
こちこちやっているのです!
そして気付くともうこんな時間。。。
『どろぼーっ!時間どろぼーがこの部屋にはいるゾっ!!!』
つか携帯の電池が熱くなるまでハードに使ったことって初めてなんですけど…… ( ̄▽ ̄;
秋の夜長、みなさま様々に過ごされることとは思いますが、時間どろぼーはどこに
隠れているかわからない恐ろしいものです。くれぐれもご注意をっ!
]]>
ワタシは原作から入った人なのですが、アニメ版も一期、二期ともに面白かったです☆
この作品はとある高校の美術科に通う4人の女のこのまったりとした日常です。
「女のこ4人組」で「まったりとした日常」というと当Blogにて幾度となくプッシュしている
“らき☆すた”とかぶるように思えますが、こちらはむしろ4人の女のこが住む
「ひだまり荘」というアパートも舞台となっているので、また違った面白さが出ております。
この“4人の女のこがアパートに住む”という設定、ワタシは独特でとてもいい
間合いを作り出していると思うのです。
同居やルームシェアという文化は日本にはないので少し馴染まないし、寮生活だと
4人という数の絞込みが不自然になります。
女子高生がアパートで一人暮らしということそのものを真面目に見ちゃうとちょっと
アレ気ですが、まあそこはこの設定を成り立たせるひとつの大きなうそということで。
さてアニメ版の方もらき☆すたとは別の方角で素晴らしいデキでした(^▽^)/
美術科が舞台という背景を利用して、なかなか大胆なCGの使い方をしています。
つか見方によっては『手抜き?!』ともとられかねない感じですが、全編において
この手法を変えることない演出で通したため、慣れるとこれもアリじゃね?
つか“ひだまり”はこれじゃないとダメじゃね?と思うようになりました f^_^;)
また色彩をパステル調で統一しているため、原作の持ち味である柔らかい雰囲気が
良く表現されていたと思います。
CVについても特にゆのっちとヒロさん、それに吉野家先生についてはイメピタでした♪
特に吉野家先生を演じた“松来未祐”さんのポンコツ芝居はワタシ的に超☆ツボです!
それと作者である蒼樹うめ先生(※通称:うめてんてー)が一期では一言、二期に
おいては二言も三言もCVとして出演しているのを考えるに、原作とアニメスタッフの間の
信頼関係を感じさせます。
うめてんてーの公式サイト(apricot+)内のBlogにおいては実際にうめてんてーと
アニメスタッフの仲の良いやりとりをのぞくことができます。
また“ひだまり~”の魅力の大切な要素にその楽曲があります。
メインキャスト4人の歌う楽しい雰囲気のOPも大好きですが、ストリングスベースの
少し淋しげで透明感のあるボーカルのEDもステキです。
このEDテーマを歌っているのは“marble”というユニット。
フルアルバムである
には一期のEDである「芽生えドライブ」はもちろん、「空中迷路」や「青空ループ」
など、marbleのボーカルmiccoさんらしいきれいなファルセットの清々しい歌がたくさんです。
それと二期の放送終了後に発売されたひだまりスケッチのイメージソング集
TVアニメ「ひだまりスケッチ×365」イメージソング集 ひだま~ぶる
こちらに収録されたAcousticアレンジの「芽生えドライブ」、「スケッチスイッチ」
それと「流星レコード」はなんだかうるっと来てしまいますヨ f^_^;)
「流星レコード」のオリジナル版はi-Tuneでも購入できますので、気になった方は
試しに聞いてみてくださいね。
原作の連載においては4人ともに進級し、ひだまり荘の空き部屋に2人の下級生が
入居してきました☆
6人になった彼女たちの日常、ぜひ三期のアニメ化でまた会いたいです (´▽`)oO○
・
・
・
ちなみに一巻を読んで「カツ丼」が食べたくなった人は負けです。
ワタシと一緒で ( ̄▽ ̄;
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もて?モテ! ある日突然モテ期になった! 長野聖樹
10/26
機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で 福井晴敏
10/27
ひだまりスケッチアルバム 蒼樹うめ
わさびアラモードっ! 3 もみじ真魚
10/30
コラボアンソロジー2 "文学少女"とバカとガーゴイルと階段 (仮) 野村美月、ほか
学校の階段9 櫂末高彰
明るい家族砲計画っ!2 新木伸
今月は10日の出費がコワいです ( ̄▽ ̄;
でも今月楽しみの一冊、success moonイチオシまんが家さんである
“谷川史子”さんの新作「おひとり様物語」がこの日発売なのです!
谷川さんは一時期あまり作品を上梓されていなかった感じがするのですが、
ここ最近は精力的に発表されているようで嬉しい限りです☆
また内容も少し大人向けにシフトされていて読みやすいです。
まあベタ甘の学園ラブ米もがっつり読みますけどね!
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かゆみに、勝てませんッ!!!
(※9/1記事を参照のこと)
この、ワタクシめがっ!
中学のときには夏休みのプールで3kmを泳ぎきった
このワタクシがっ!
高校のときのマラソン大会では28kmを走破した
このワタクシがっ!
大学のときには合気道の稽古で上級生からの投げを560本受け切った
このワタクシがっ!
就職のときには2社目の面接で内定がでた
このワタクシがっ!!!
(※最後はがまん、関係ない)
たかが目のかゆいのをがまんできないなんて。。。( ̄□ ̄iii
というわけでここ最近、いろいろと時事ネタや書きたいことやみなさまのBlogに
お邪魔してコメントしたいこととかたくさんあったのですが、この視界不良に
端を発するストレスにどうしても妨げられ、思うままに活動ができませんでした。
なんとか保冷パックを用いた強制冷却などにより、ここ3~4日は目をこすらずに
しのげてきたため、完全回復までもう少しというところでございます。
ただこの保冷パックによる強制冷却法、確かにかゆみは回避できるのですが
その間の娯楽に困ります。本は読めないはテレビは観れないは。。。
なのでもっぱら楽しみはラジオや音楽とうたたねです。
うーん、くせになりそう。。。 ( ̄▽ ̄;
なにはともあれ、みなさまも目はくれぐれもお大事にっ! (≧▽≦)/
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ワタシは雑貨屋さん巡りが好きです。
ハンズだのLoftはまさにパライソです☆
先日、映画を観に行ったときの空き時間で久しぶりに渋谷のLoftを回っていたときに
How cute!なペンギンものを見つけてしまいました! (≧▽≦)b
左のはシールで右のは付箋です。
ワタシ、読書の際にお気に入りの表現とかがあるとそこに付箋をして読む習慣が
あるのですが、ちょっとこれはもったいなくて使えないかも。。。( ̄▽ ̄;
それとここ最近、持ち歩きしやすいハサミを探していましてこんなのを見つけました☆
これすごい薄いんですヨ!手帳に挟んでおけるので便利かなって。
またワタシ、ゴムでとまるこれっくらいのノートを手帳として愛用しているのですが、
今使っているものと同じものがもうどこにも売っていないのです。
ですのでこのサイズで横罫線のものだとつい買いだめしてしまいす。
あ、“Rollbahn”ってブランドからもゴムつきでこれくらいのサイズのノートって
出ているんですけど、あちらは“罫線”ではなく“方眼”なところがワタシ的に
お気に召さないのです f^_^;)
らき ☆ すた (6) (角川コミックス) 、10日が発売予定でしたが昨日の帰りに本屋に寄ったら
もう発売されておりました。
え、そのとなりのかがみんは何かって?
これかなり前に限定で発売されたアイテムなのですが、たまたま「¥525(税込)」
でワゴンセールしていたので買ってしまいました f^▽^;)
いやだって定価の「¥2800」だったら手を出さないですけど、ここまで値が下がって
いると。。。ねぇ?(※媚びた目で)
ちなみにワタシ、らき☆すたキャラでは「みゆきさん」がご贔屓です。
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やっちまいました(一回目)
ついかっとなって全巻、しかもすべて豪華版にて買ってしまいました。
でもワタシはあやまらないっ!
それにしても浦沢作品らしいミステリアスでどことなくヨーロッパの空気を感じさせる
作品です!(※まあ舞台はヨーロッパメインみたいですが)
なんで日本人なのにこんなに日本以外の国の空気を描くのが上手いんでしょうか?
ちなみに今公開されている「20世紀少年」よりも「モンスター」の方が気になります。
ワタシ、モンスターのラストがどうなったのか読んでいないのです。
近い内に漫画喫茶でも行こうかしらん?
ところで豪華版のおまけですけど、正直あんまりいらないっつーか2巻のは特に
ひどかった……。
だってマーブルチョコの入れものの中にちっこいシールが4枚ですヨ?!
チョコは入ってないのかいっ (ノ`□´)ノ⌒┻━┻
(※怒るポインツはソコですか)
あ、でも1巻だけは豪華版の方がよろしいです。
つかこの漫画、手塚オリジナルの「PLUTO」は必読だと思うのですっ!
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更にやっちまいました(二回目)
ついかっとなって全巻…(以下略)
“絶チル”の3人の中では漫画版においては葵ちゃん、アニメ版では紫穂ちゃんが好きです。
でも中学生編に突入したサンデーの連載においては薫ちゃんがいいなぁ (´▽`)oO○
それはさておき、アニメ版はかなり脚色されているんだなぁというのが実感です。
漫画版のおけるストーリーの根幹をなしている未来予知はアニメ版では描かれ無いみたい
ですし、そのためこの作品において重要な要素のひとつである
「持つもの、持たざるものの対立と葛藤」
みたいな部分が薄い気がします。
逆にここがバックボーンになっている原作はこの暗い未来があるがゆえに、キャラクター
自身の厚みや心情描写などがきめ細かくて深いものになっているように思うのです。
また原作のコメディ描写は古くからの椎名漫画のファンにはたまらないテンポの良さです☆
このリズムとノリが椎名漫画の笑いのツボだと思うのですヨ! (o>ロ<)o
アニメ版も声優陣の芝居が安定しているし、作画のレベルもそこそこで安定しているので
安心して観ていられますけどね。
アニメは1年間でしょうし、どういうラストを用意しているかわかりませんけど、
大団円で終わって欲しいと思うのです。あ、もちろん原作もですよ。
ちなみにワタシが一番欲しいESP能力は“テレポート”でしょうか?
通勤電車(特に雨の日)嫌い~。
本音を言うと“パイロキネシス(発火能力)”なのですが、この話を友人にしたら
「テロでもするの?」
と言われました。やだなぁ、そんなことするわけ無いじゃないですか。
ただ警察に捕まって違反キップを切られそうになったら端から全部燃やしてしまおうかと。
(※ち、ちっちぇなぁ、ワタシ…)
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そんなこんなでぼさーっとしている間に『100,000 over』を達成しちゃいました!
これもひとえにこんなスットコBlogを見捨てずに足を運んでくださるみなさまのおかげです。
本当にありがとうございます m(_ _)m
でもsucces moon的に気になるのは『753 nice!』をいつ、どなたから いただくか
ということの方だったり…… ( ̄▽ ̄;
さてここのところの変な天気が影響したのか、どうも目がかゆい数日間でした。
単なる結膜炎とのことでしたので、目薬を処方してもらってさしていたんですけど
それと同じくらい重要なのが
“かゆくても目をこすらない”
ってことなんですよね。
いや、これが、また、とても大変なんですヨ!
ある意味「痛み」を我慢するよりもきついです。
目薬をさしたり、あとは冷やすといくらか我慢しやすいのですが、逆に言えば
温かくなるとかゆくなります。
そうです、おフロです。最大の難関は“入浴”なのですヨ!
またこういうのって気にしてしまうとダメなんですよね。
だから顔を洗っているとなんだかかゆくなる気がして、そう思うとやっぱりかゆくなります。
そこでつい顔を強めにこすったりするのですが、下手にそれやるとますますかゆくなって逆効果です。
ここで自分の中の悪魔がこう囁くのです。
「おフロだし、手もきれいだから。。。」
ううっ、このコトバに何度負けては充血を繰り返したことか。。。
でもアタイ、負けないっ!そんな簡単にアタイのココロは折れないんだからっ!
(※新しいキャラですか)
とまあそんな感じでしたが今はすっかり治ってコンタクトもできちゃいます。
視界良好、今月もがんばって行きますよっ! p(≧▽≦)q
(`□´)=○)))゜д゜)ノ
というわけで、今月買うつもりの新刊をリストアップしましたヨ! (´)▽`)
09/01
超鋼女セーラ (6) 寺田とものり
09/05
会長はメイド様! 6 藤原ヒロ
09/10
狼と香辛料 対立の町 〈下〉支倉凍砂
シニガミノバラッド。 アンノウンスターズ。 ハセガワケイスケ
ウェスタディアの双星3 世を忍ぶ将軍漫遊記の章 小河正岳
葉桜が来た夏2 星祭のロンド 夏海公司
リリスにおまかせ! (2) 麻宮楓
らき☆すた 6 美水かがみ
09/16
ばけらの! 杉井光
09/18
七歳美郁と虚構の王 陸凡鳥
リバース・ブラッド (3) 一柳凪
絶対可憐チルドレン 14 椎名高志
09/20
碧陽学園生徒会黙示録1 生徒会の日常 葵せきな
ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? 新井輝
ご愁傷さま二ノ宮くん(10) 鈴木大輔
SH@PPLE―しゃっぷる―(3) 竹岡葉月
09/25
聖剣の刀鍛冶3 三浦勇雄
オウガのわかおくさま (仮) 穂史賀雅也
もて?モテ! (仮) 長野聖樹
かのこん11 西野かつみ
09/26
アオバ自転車店 5 宮尾岳
09下旬
ラビドリータ (仮) 桜坂洋
さて今月の注目図書でぇーす!
まずは「らき☆すた」の6巻が発売です。
この手のまんがでは定番のサザヱ時空に取り込まれること無く、連載においては
高校を卒業したこなたたち。さて今後どういう展開を見せてくれるのやら。
また自転車に乗りたくなるまんが「アオバ自転車店」も5巻が発売です。
ワタシの自転車知識の98%はこのまんがによるものです f^_^;)
これから暑さもひと段落すればサイクリングが楽しい季節です☆
もう一冊、知る人ぞ知る“桜坂洋”さん、新作です。
「ラビドリータ」 (※“仮”とついているのが心配だなぁ……)
ワタシの大っ好きなシリーズ、「よくわかる現代魔法」も近々新シリーズが
開幕するようですし楽しみですっ! (o>ロ<)o
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