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一緒に暮らそう~くらしのいずみ [comic]


恋愛って誰かと付き合ったら最後は結婚するか別れるかのどちらかしか無いんですよね。当たり前だけど。
もちろん付き合う前からそんなこと考えているわけではないですけど。
でもそういうことだと思うんです。

物語りで恋に破れた人(キャラ)はその後、どうなっちゃうのか。
ワタシはいつも恋が成就した2人よりもそちらの方が気になる人でした。
だから“ダスティン・ホフマン”の名作、

卒業 デジタルニューマスター版

卒業 デジタルニューマスター版

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2006/05/25
  • メディア: DVD

っていいなぁ、と感じなかったんです。

さて“谷川史子”さんは少女まんがを描かれていた頃から大好きな作家さんでした。特に

 


は一つの街において各エピソードで主人公が入れ替わるグランドホテル方式の物語り展開で
一発でお気に入り作家になりました。

最近の谷川さんは活躍の舞台をローティーン向けの雑誌から青年誌等にシフトしていき、
主人公達も中高生から大学生、社会人へと変わって行きましたが、やはり根底にあるものは
今も変わらずでした。

前置きが長くなりましたが、今日ご紹介する

くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)

くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)

  • 作者: 谷川 史子
  • 出版社/メーカー: 少年画報社
  • 発売日: 2008/01/28
  • メディア: コミック


は青年誌レーベルでは初の単行本です。
ワタシは連載の方は追いかけていなかったので、とても楽しみにしておりました☆
この作品は『夫婦のかたち』が背骨となって、各エピソードで主人公達が変わります。
リンクしているエピソードはひとつだけなのですが、どれもとても優しい物語りです。
ではこのスタイルも久しぶりですが、各エピソードごとにコメントとか


・染井家……good!

「ああ流され婚デスネ!!」

中学からずっと一緒だったきみ。
なんでも知っていたつもりだったけど結婚してから見るきみにはたくさん知らなかったことがあって。。。

吉乃さんは谷川キャラのお手本のようなステキまったりお姉さんです。
一見非の打ち所が無くて、でもちょっと抜けているところの描写が素晴らしいのです!
ああ、かわいいなぁ、もうっ!(*/∇\*)


・小鳩家……good!

「ほんと 余計なお世話です」

かわいくなんかないわたしのことをあなたはなんでかわいいっていうの?

義人さんはは谷川キャラのお手本的なステキまったりお兄さんです。
洞察力っていうか、ものごとの本質を見抜ける人ってすごいなぁ。
ワタシなんか初対面の人には警戒モードばりばりですから。。。 ( ̄▽ ̄;


・高橋家

「10年もすれば見慣れます」

姉ちゃんは僕のたった一人の家族。いつも僕を支えてくれていた姉ちゃん。
これからは僕が姉ちゃんを支えるんだ。。。と思っていたのに、家族が増えるって?

いや客観的に考えるとアレなんですけどね?
でも谷川キャラにやられちゃうとなんというか責められないというか…… (-""-;)
というか佑子さんは凛としてたおやかでとてもステキな女性だし、矢野先生もいつも
穏やかなまなざしで、紳士的な振る舞いで。。。
やっぱ憧れるなぁ、こんな人に出会いたいし、こんな人になりたいって思います。


・矢野家……good!

「しあわせになって」

ぼくの小さな女のこ。

GOKYU☆ (┯_┯)

いやマジ泣きです。しゃくりあげちゃいました。
ダメだって、そこはワタシの泣きツボなんですからっ!
ワタシ、これ読んで泣いた人とは絶対仲良くなれる自信がありますヨ。

あ、それとこのエピソードにはちょっとした仕掛けがあります。
それもまた良いのですっ! (≧▽≦)b


・島岡家

「淋しいけど 元気でいるならそれでいい」

ワタシは一緒にいるときはべったべたに甘えられないとダメな人なので、こういうのはわかんないです。
触れなければ感じられない手触りや熱に安心感を覚えるのは人間の本能だと思ってますから。
でもココロが繋がっているんだなぁと思えれば、ホントはひっつかなくても十分なのかも知れません。


・冬木家……good!

「ぜんぶ愛してる だから 迎えにきて」

コトバにしなければ、伝わらないものがある。
聞かなければ、わからないことがある。

恋愛って「惚れたほうが負け」みたいなところがあって、多分始まった時点からイーブンじゃないんですよ。
だから美人で有能な彼女にちょっとしり込みするところがあっても笑えないと思います。
でも彼女も決して器用じゃないんですよね。
不器用な彼女の器用なメッセージ。
伝わったものは彼女の本当の姿。


・早春のシグナル……good!

「男なんて大キライ 男ってだけで亜未に恋ができるんだもの…」

いやもう一回来ました。

GOKYU☆ (┯_┯)

このエピソードはくらしのいずみシリーズとは違う単独の読みきりですが、やはりいいなぁ。
一番そばにいたけどずっとそこにはいられない。
でもやっぱりあなたが大好きだから、心からのエールを送ります。


○まとめ
谷川さんの作品には決定的な悪人がでてきません。
多分ニガテなんでしょうね、悪人を描くのが。
でもそういう優しい谷川さんの作風は、ワタシが始めて知ったときからずっと変わっていません。
現実はそんなに優しくなんか無いけど、だからこそ優しい物語りを語ってくれる谷川さんはすごいステキな作家さんなんだなぁと思います。

 


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コメント 2

我が家のいきさつもネタにはなりそうですがオチが無いので
却下! (>Д<)

恋愛したっけかなぁと考えてみるものの今の生活にたどり着くことは無かったとも考えるのでうやむやで物思い終了です。
熱いよりも平熱派なのりドムでした。
by (2008-01-30 22:47) 

和-nagomi

のりドムさん、コメ返し遅くなってスミマセン m(_ _)m
そーんな平熱を装ってクールに交わすのはずるいですよぅ。
何かの機会にお話し伺えたら嬉しいです b( ゜ー^)⌒☆

あ、ワタシも平熱派デスヨ?(はい、そこ、うそとかゆわない)
by 和-nagomi (2008-02-02 21:13) 

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