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彼との約束(その3)~全日本ロードレース第2戦筑波大会 [moto]


JSB1000クラス決勝は定時どおりにスタート進行が行なわれ、エクゾーストノートの
高まる音が聞こえてきます。いよいよ200馬力マシンの共演です!
初のポールスタートのゼッケン48ワークスホンダ手島選手はどうだったのか
とても気になります!
おお、ダンロップコーナーに先頭集団が見えてきましたヨ!

 


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うーん、早くも前節のもてぎ大会で優勝したヤマハのゼッケン21中須賀選手が先頭に出ています。
それにしても中須賀選手はすごいリーンインです。
オートバイから落っこっちゃうんじゃないかって感じです f^_^;)

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モリワキのゼッケン19山口選手です。
スムーズなんですけどヤマハ、ヨシムラの2台に比べて全体的なリズムというか時間がワンテンポ
遅いって感じです。つかあの2台が別格なのかも知れません (-""-;)

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ゼッケン2ホンダの岡田選手です。
とてもオーソドックスでクルマなりに走らせている感じです。

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鈴鹿8耐の最速男、ゼッケン33伊藤選手です。
どうもアンダーがひどいのか、かなり前加重で乗っているような印象を受けました。
鈴鹿のスーパーポールで目にしたアグレッシブさは見られません。
まだ新型CBRのセッティングが出ていないということでしょうか。

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レースは昨年型の熟成モデルで今シーズン参戦しているヨシムラスズキとヤマハが先頭となり、
展開していきます。
中盤、ヨシムラのゼッケン64秋吉選手がトップを奪いますが、それに遅れじと中須賀選手も
追いすがります。

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モリワキの山口選手を追いかける、ワークスホンダ手島選手です。
常勝集団HRCとしては負けるわけには行かないところでしょう。

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もう一台のワークスホンダゼッケン11の徳留選手はイマイチペースがあげられず、
岡田選手に追い詰められていきます。

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さてトップを争うこの2人の間にあるのはまさにドッグファイトです。

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安定したマシンの挙動を示す秋吉選手のヨシムラスズキですが、ドライコンディションになったとはいえ
筑波ではヨシムラパワーによる立ち上がり加速を生かす場面は少なく、旋回力をあげようとバンキングを
深くした際にはステップが接地して跳ね、バランスを崩したりもしていました。
(※あれでトばないのが不思議です……)

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これに対して旋回性能では中須賀選手のヤマハの方が優位で、スロットルオフの際のターンインの
ときなどに前を走るヨシムラスズキとの差がすっと縮まります。

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とうとう中須賀選手が前に出ることに成功しました!

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その後も秋吉選手は食い下がりましたが、0.9秒差にて中須賀選手が逃げ切り、開幕戦から
2連勝を達成いたしました。

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3位にはポールをとったゼッケン48ワークスホンダの手島選手が入りました。
ちなみにこの表彰式では「発砲日本酒」でシャンパンファイトがされたのですが、
いやぁすごい日本酒の匂いが当たり一面に漂っていますヨ! (//∇//)
あと2位の秋吉選手は前節のもてぎでポールを取ったにも拘らず、サイティングラップ後に
ピットに入ってリタイヤしてしまったなんてこともあったので今回は期するものがあったのでしょう、
悔しさが隠し切れない様子でした。

この後は九州(オートポリス)なのでまたヤマハと相性の良いコースが続きます。
中須賀選手のハットトリックを秋吉選手は止められるのか。
今年からニューマシンを投入したホンダ、カワサキの逆襲はいつから始まるのか。
それにしても九州は遠いなぁ。。。(-""-;)

さてレースもですが、初めての筑波サーキットもなかなか楽しかったです。
鈴鹿やもてぎとちがい、ちんまりした感じが全体を動き回るのにラクでしたし、思った以上に
都内やワタシの実家から近いという事もあり、また筑波でのレースがあったら観に行きたいなと
思いました。

ただひとつ残念だったのは、オートバイで来れていたらレース後のサーキットツーリングに
参加できたことです。
鈴鹿ともてぎではやったことあるだけに悔しいです。
次のときは晴れていると、いいなぁ (´▽`)oO○


 


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コメント 4

のりドム&みさドム

あの彼との約束果たせましたね!
久しぶりの表彰台で嬉しそうに感謝の言葉を口にしたあの日から1年です…。
正確な動員数はわからないけど今年もまた昨年よりもお客さんが増えた気がします。
きっとあっちから笑顔で見てくれていたはずです。

山口選手はウエットだったら自信ありだったのですが、ドライではまだまだだそうです。
ただ新型のポテンシャルはかなり良いそうです。

今年の中須賀選手は本当に速い!
R1を手の内に入れたようです。

ピットウォークに行かれなかったんですか?
by のりドム&みさドム (2008-05-15 20:55) 

テトラ

中須賀選手は、去年11月のYSP走行会(@AP)に
ゲストで来られてました。今年は絶好調ですよね!
おーっ!伊藤選手の写真も!やっぱかっこ良いなあ…。
それにしても解説が、女性とは思えないくらい
的確で専門的ですね!レースの熱気が伝わって来ました。
ありがとう!(^^)
by テトラ (2008-05-15 23:13) 

ryo

写真、やっぱりカッコ良いですよね。
753さんの(上手な)写真を見ていたら、写真撮りに行きたくなっちゃいました。

私がバイクレースを始めて見に行ったのは1960年代の富士でした。
当時のホンダのレーシングチームの方に知人がおり、その方は当時日本チャンピオンでした。
筑波も1980年代にバイクレースを見に行った記憶があります。
特に詳しくレーサーとかを見ていた訳ではなく、雰囲気を楽しみに行っていました。
その後は車のレースが主体だったので(当時通っていた会社がCカーを持っていたので)、バイクの方は疎いんです。バリバリ伝説とかは好きでしたので、その程度の知識しか・・・。
車ではレース場には一眼を持ち込み、一番スピードの落ちるヘアピン辺りで写真を撮ってましたね。レンズは300mmか+1.4倍テレモア。本気で1000mm位買おうかと思った時期もありましたね。
今はお魚ばかりです。
by ryo (2008-05-16 19:40) 

和-nagomi

>のりドムさん、こんばんは (^^)/
土日ともに天気は悪かったのに観客が増えていたのならそれはすごいことですね!
今更ですけどこれだけ近いのだったら去年の内から足を運んでおくべきだったと悔やまれます。

やはり新型CBRはパワーデリバリーにまだ課題があるのでしょうか?
マシン的にはヨシムラの仕上がりが良いだけに鈴鹿300kmの動向が気になります。
ヤマハは中須賀スペシャルといった感じを受けました。
R1のコーナーリングスピードはまさに別格だと思います!

ピットウォークは行ったんですけどすぐに芋洗い状態になってしまって
すぐに出てきちゃいました f^_^;)
鈴鹿やもてぎに比べてピットレーンが狭いですから仕方ないですけどね。
でもワークスホンダやヨシムラはマシンもライダーも出てきていなかった
みたいですからまあ良いかなと。。。


>テトラさん、こんばんは (^^)/
こちらに掲載した写真はかな~り大当たりのものを更に加工したものばかりです。
それなりのサイズに引き伸ばしたりすると手ブレやピン甘がそこここに。。。
あ、でもこの伊藤選手は自信作です☆
今年のマシンカラーもさわやかな青でいい感じですよね!

レースの雰囲気、専門誌などでよく読むようなものとは違った何かが伝わっていれば嬉しいです。
ワタシのこの記事が少しでもロードレースのライブ観戦をする人を増やすことに繋がっていればと思いながら書きました。
“熱気が伝わった”というのはさいっこうの誉めコトバです。
ありがとうございますっ p(≧▽≦)q


>ryoさん、こんばんは (^^)/
写真を撮るのが楽しくて、ついレースの様子を追っかけるのを忘れそうになったのはナイショですヨ?
少し前まではFISCOでも二輪のレースが開催されていたんですよね。
F1も良いけどオートバイのレースもまた開催してくれれば良いのに。。。

ワタシも二輪にはまったきっかけは親戚のおねーさんの持っていた
「バリ伝」です ( ̄▽ ̄;
「ガードレールキックターン」とか「カブでナナハンぶっちぎり」とか
名場面の数々が思い浮かびます。
そうそう、鈴鹿サーキットに初めて行ったときにグンが4耐ラストで言っていた

「1コーナーの向こうに海が見える!」

が本当に見えることを知って感動したものです f^_^;)

by 和-nagomi (2008-05-16 23:15) 

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