“携帯電話”と“和小”~ジャージの二人 [cinema]
“堺雅人さん祭り”3本目です。
恵比寿ガーデンシネマ2にて観てきましたヨ!
先日観た「西の魔女が死んだ」と同じく、とある山荘での日々を切り取ったロハス系(?)
シネマなのですが、味わいは全く異なります。いやある意味同じなのかしらん?!
まずは気になる堺さんです。
今回はなんとな~く気弱っぽい男性を演じております。
マイシスターのお友だちは堺さんのあの曖昧な笑いかたが気に入らないと言っていましたが、
ワタシはとても人間らしくて好きだなぁ (//∇//)
そんなわけで堺さんは今回もわりと起伏の少ないキャラクターを演じているわけなのですが、
それと対照的なのは“鮎川誠”さん演じるお父さんです。
部屋の中でもサングラスは外さず、古いジャージを引っ張り出して着たりという変わった振る舞いも
含めて鮎川さんご自身のイメージそのままです。
つかこれ、演技っていうのか?!
まあ実際にあんなダサジャージを着ているのかはともかく、監督は鮎川さんのイメージ
そのものをこの作品に置きたかったのでしょうね f^_^;)
ストーリーは邦画ミニシアターものによく見られる舞台変換の少ないシチュエーションもの
と言えるでしょう。
主役の二人には冒頭にてクリアすべき課題のようなものが提示されるのですが、それは
この映画のエンドタイトルを出す切っ掛けに過ぎず、クリアしてもこの二人には成長というか
変化のようなものは明確には無いままです。
ですのでこの映画もまったりゆるりとした映画の中で流れる時間をぼんやりと楽しむ
という作品になっています。
だからこれといったエピソードって無いのですが、いくつかの小ネタは印象に残っています。
そのひとつが携帯電話です。
別荘とその近辺では繋がらない携帯電話。
そんなある日、畑で空に手を伸ばしている女のこを見かけます。
都会に暮らすワタシは最近こんなことをしたことはありません。
わりとどこでも黙っていても電波って入りますから。
ですがこの山の中では文字通り受信しなければ携帯に通話もメールも入ることは無いのです。
そこには連絡を受けるという意思が介入します。
この山荘は人との接触を物理的にも電波的にも遮断されている場所なのであり、逃げ場と
なっているのです。
ラストである課題をクリアした堺さんは一通のメールを受信し一通のメールを送信します。
クリアした課題とメールは関係ないはずなのですが、受信したメールに少しの期待を
持ってしまったのはワタシだけなのでしょうか。
決して甘いラストではありませんが、ハーブのような香りのする爽快な風がワタシの中を
吹き抜けたような感じがしました。
山荘にハーブの香りはセットなのかもしれないですね
癒されて更生するとのトッピングも付いてきたりします☆
恐ろしい殺人事件がおきたり、ホノボノする出来事があったり山荘は色々な「顔」がありますね♪
お友達の『堺さんのあの曖昧な笑いかたが気に入らない・・・』
なんか分かるような気がします(^▽^)!
でも、わたしも最近注目している役者さんです☆
「目」で演技が出来る方は、なかなかいませんからねぇ~☆
by Betty (2008-08-14 11:02)
これ、すごく見たいです。
ポスター見たとき、「何やってるの、鮎川さん!?」って衝撃をうけました。
素のロッカー、見てみたいな~。
このジャージ、かわいいな~。
by チノパン (2008-08-14 13:01)
◇Bettyさん、こんばんは (^^)/
“山荘”というとミステリー読みには“閉鎖環境”ってなりますよね。
その発想は至極当然だと思います☆
でもたまにはこういうまったりのんびりなのもよろしいですヨ。
堺さんはあの人の良いだけっぽく見えるたよりなさげな笑顔とともに、
「クライマーズ~」で見せたあの地獄を見た人の殺気をも表現する
演技力が同居しているところがワタシは大好きなのです☆
これからもSuccess Moonでは堺さん出演作品に注目して
行きたいと思ってます (^▽^)b
◇チノパンさん、こんばんは (^^)/
鮎川さんのこのギャップは強烈ですよね~ (^^;;
演じている役どころもそれをいい意味で裏切らない、つかみどころのない
でもとても魅力的なお父さんを見せてくれますヨ!
わりとあれ、“素”なんじゃないかって思っちゃいます。
このジャージ、“和”という漢字がとてもステキだと思うのです!
ちなみにこの“和小”、「753小」と読むのでも「756小」と読むのでも無いのです。
惜しいっ!<何がだ
by 和-nagomi (2008-08-14 23:57)
bintenさん、いらっしゃいませこんばんは (^^)/
nice!頂きありがとうございます!
by 和-nagomi (2008-08-24 00:59)